高校音楽の教科書に掲載!フジファブリック「若者のすべて」を現役国語教師が歌詞考察!

国語教師の歌詞考察

これを読めば、もっと「若者のすべて」が味わい深く響くことでしょう!

来年度から、高校の音楽の教科書にフジファブリックの名曲「若者のすべて」が載るらしいので、思い出とともに歌詞考察したいと思います!

聞いたことない人は聞いてね!もうほんと名曲だからね!

志村、きれいな顔だな。。。

こんなあなたに!

・「若者のすべて」の歌詞について深く知りたい人

・フジファブリックの他の曲についても知りたい人

OT
OT

音楽の教科書に載るなんて、天国の志村さんはどう思うかな、、、。

スポンサーリンク

もくじ

1、「若者のすべて」とは??

2、現役国語教師の歌詞考察!

1、「若者のすべて」とは??

ロックバンド「フジファブリック」が2007年にリリースした曲。 Bank Bandや藤井フミヤをはじめ、様々なアーティストによってカバーされている。

TEENAGERというアルバムに収録。ベストアルバムにももちろん収録されています。

とかいう、Wikipediaっぽい紹介はこの辺にしといて、この曲、歌詞が素晴らしいんです。その魅力について国語教師が考察していきます!

2、現役国語教師の歌詞考察

真夏のピークが去った 天気予報士がテレビで言ってた

それでもいまだに街は 落ち着かないような 気がしている

歌詞より

夏も終わりに差し掛かろうという時期。天気予報士がテレビでそう告げている。

だけれど、夏が終わることをすぐに受け入れられる人はきっと少なくて、街は落ち着かない。

まだたくさんあると思っていた夏休みが、だんだん残り少なくなってきたときのなんとも言えない悲しさ、それでもまだある!ともうひと頑張り遊ぼうという落ち着きのなさ。

ここに生まれる切なさがうまく表現されていますね。

夕方5時のチャイムが 今日はなんだか胸に響いて

「運命」なんて便利なもので ぼんやりさせて

歌詞より

今日の夕方5時のチャイムは特別。それは今日は今年最後の花火大会の日だから。

終わりゆく夏最後のイベントと、その心の中にいるのは「好きなあの子」か。それは次のサビでわかります。

その子に今年最後の花火大会で偶然会えるかな。行方は「運命」に委ねられていると、自分に語りかけている。

運命と思えば、納得できてしまうような。ぼんやりとさせることで、答えを先送りにして。

最後の花火に今年もなったな 何年経っても思い出してしまうな

ないかな ないよな きっとね いないよな

会ったら言えるかな まぶた閉じて浮かべているよ

歌詞より

サビです。このサビについて考えると、

かつて好きな子と来たことのある故郷の花火大会に、何年か経ってまた訪れた時、その子に会えることを期待してしまう。

しかも、その好きな子とは付き合ってなかったと考えます。なぜなら、別れていたならこんな期待するような感情にはならないと思うから。

こんなふうな淡い期待は、いろいろあって別れた後には抱かないでしょう。

そして会ったら言いたいこととは何なのか?

「今でも好きだ」なのか「ずっと好きだった」なのか「きれいになったね」なのか。

そのシーンを頭の中で思い浮かべて、1番が終わります。

世界の約束を知って それなりになって また戻って

歌詞より

都会に出て、世の中を知って、それなりに成長して、また故郷に戻ってきて。

世の中を知って、それなりに成長して、故郷に戻ることで、あの頃の気持ちに帰って、とも読めますね。

街頭の明かりがまた 一つ点いて帰りを急ぐよ

途切れた夢の続きをとり戻したくなって

歌詞より

この部分、ちょっと解釈が難しいと感じたんですが、私はこう考えました。

街頭の明かりがまた一つ点いて、なので、夕日があとわずか残っているくらいの夕暮れだと考えます。

つまり、あと少しで花火大会が始まってしまう。

その時、なぜ、帰りを急ぐのか?花火大会が始まるのに、帰っちゃだめでしょ、と。

ここは、実家に一回帰って花火大会へ出直す、という状況なのではないでしょうか。

都会からでかい荷物を持って帰ってきているから、一回荷物を実家に置いて、花火大会へ出向くために、夕暮れ時に帰りを急いでいる。

途切れた夢のために。

その途切れた夢とは、学生時代に叶わなかった恋のような、想いを伝えぬまま、故郷に残して来た気持ち。もしかしたらあの子に会えるかも、という想いに足早になる。

最後の花火に今年もなったな 何年経っても思い出してしまうな

ないかな ないよな きっとね いないよな

会ったら言えるかな まぶた閉じて浮かべているよ

歌詞より

1番と同じサビが繰り返されます。

青春時代の続きがあるような気がする、そんな2番の歌詞のあとだと、また切なく響きますね。

このあと間奏が来ます。当時のフジファブリックのギター、山内総一郎のスライドギターの音色がこの黄昏時を表すようで、名演奏です。

すりむいたまま 僕はそっと歩き出して

歌詞より

ここもなかなか難しいですね。

すりむいた、というところはまあっ20歳そこそこの男性がこのシチュエーションでリアルにこけてすりむいてたらちょっとかっこつかないので、心情的なものでしょう。

すりむいた、というのは少し触れただけで痛みを感じるような状態、とてもセンチメンタルな心の状態。

そういう状態であるけれども、前に進むため、途切れた夢の続きを取り戻すために、そっと夜道を歩き出す。

そして最後のサビです。

最後の花火に今年もなったな 何年経っても思い出してしまうな

ないかな ないよな なんてね 思ってた

まいったな まいったな 話すことに迷うな

歌詞より

「きっとね いないよな」と思っていたあの子は、そこにいました。会えたのですね。

そしていざ会えたら、「あったら言えるかな」と考えていたことなんてすぐ出てこなくて、話すことに迷う。本当に好きな人の前で冷静に準備してきたことを話せる人なんて、どこにいるのでしょう。

最後の最後の花火が終わったら 僕らは変わるかな 同じ空を見上げているよ

歌詞より

この花火大会最後の打ち上げ花火が終わること、それは夏が終わること。

その時僕らの何が変わるのか。その子に想いを伝え、ともに生きていく一歩を踏み出せるのか。

同じ空を見上げている、同じ方向を向いているのが、暗示的です。

最後どうなったかまで伝えない表現が切なさをより漂わせています。

若者のすべて

タイトルより

この曲のタイトルは「若者のすべて」。

このタイトルは歌詞の中には出てきませんが、印象に残るタイトルです。

きっと、この歌詞のような想いは、若者の時にしかできない。若者の時にしかこんな純粋な行動はできない。

だからこそ、この純粋さこそ、「若者のすべて」なのではないかとぼくは思いました。

ONIGIRI
ONIGIRI

いやー、改めて考察すると、いい歌詞!

まとめ!

いかがだったでしょうか?

フジファブリックの楽曲は、抒情的な歌詞が独特なメロディに乗って唯一無二の存在感を示しています。

ぜひ、他の曲も聞いてみてください!!

コメント

タイトルとURLをコピーしました